A 救急業務の沿革
・消防法の救急業務の定義
「傷病者が医師の管理下に置かれるまでの間において、緊急やむを得ないものとして、応急の手当を行うこと」
・救急自動車による搬送業務
■神奈川県警察部横浜市中区山下消防署から開催された
■神奈川県警察部横浜市中区山下消防署から開催された
・救急救命士資格創設当初は除細動は医師による具体的指示が必要であった
B 救急医療を構成する体制
・救急医療は病院到着前からはじまる
救急医療体制
出典:へるす出版 改訂第10版 救急救命士標準テキスト
C 病院前救護体制
1 応急救護体制
・応急救護体制
■救急の現場に居合わせた市民などによる救急蘇生法などの実施体制
・応急救護体制の整備の中心
■市民に対する救急蘇生法などの講習の実施と市中への自動体外式除細動器(AED)の設置
①救命の連鎖
・救命の連鎖
■傷病者の命を救い社会復帰させるために必要な一連の行為
・4つの要素によって構成
①心停止の予防
②心停止の早期認識と通報
③一次救命処置
④二次救命処置と心拍再開後の集中治療
救命の連鎖
出典:へるす出版 改訂第10版 救急救命士標準テキスト
②救命の連鎖における要素
心停止の予防
・心停止の予防は,心停止や呼吸停止となる可能性のある傷病者を未然に防ぐことである
・小児
■窒息や溺水,交通事故などによる不慮の事故を防止(チャイルドシートの装着など)
■窒息や溺水,交通事故などによる不慮の事故を防止(チャイルドシートの装着など)
・成人
■急性冠症候群や脳卒中発症時などの初期症状を早期に認識し,容態が悪化する前に医療機関で治療を開始することが重要
■急性冠症候群や脳卒中発症時などの初期症状を早期に認識し,容態が悪化する前に医療機関で治療を開始することが重要
心停止の早期認識と通報
・心肺機能停止状態の傷病者に対しては,その場に居合わせた者(バイスタンダー)による早期の認識が重要
・直ちに人を集め,119番に通報することが重要
一次救命処置
・心停止などに遭遇した者(バイスタンダー)は,一次救命処置(AEDの使用を含む心肺蘇生)を開始し,救急隊が到着するまで継続することが望まれる