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心不全 P458

心不全
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A 総論

1 定義と概念

心機能低下し,
生体に必要な量の血液を送り出せなくなった結果
それに対する生体の反応として
易疲労感,呼吸困難,食欲不振などの特徴的な症状を呈する状態

心原性ショック心不全の重症型

2 原因疾患

心不全として救急搬送の頻度が高いもの
慢性心不全の急性増悪,虚血性心疾患,高血圧,心臓弁膜症,不整脈,心筋症など

①虚血性心疾患

心臓のポンプ機能が低下する心不全心原性ショックは,
急性心筋梗塞の入院後の死因でもっとも多い

・心筋壊死の結果,
心室中隔穿孔乳頭筋断裂の合併も心不全をきたす

②高血圧

左心室心筋は厚く予備力に富むため,
多少の高血圧で簡単に心不全に陥ることはない

高度の高血圧が長期間続くと,
心筋に過剰な負担が生じて慢性心不全をきたす

・短期間であっても著しい血圧上昇があれば急性心不全を起こす
右心室心筋は薄く
種々の原因による肺血管抵抗上昇
で比較的容易に右心不全をきたす

③心臓弁膜症

圧負荷
動脈弁(大動脈弁,肺動脈弁狭窄は血液駆出時の抵抗を増やし,
収縮期の心筋の負担を増大させる

容量負荷
動脈弁の閉鎖不全では,
拡張期に動脈から心室に逆流する血液があるため,
収縮期には過剰な量の血液の駆出を強いられる

房室弁の閉鎖不全では,
収縮期に動脈に駆出する血液に加えて,
心房に逆流する血液の駆出という過剰な仕事が増える


④不整脈

高度徐脈
◾️
心拍出量低下

高度頻脈
拡張期が極端に短縮して静脈還流が障害され,やはり心拍出量低下
高度の徐脈頻脈が長時間にわたって持続した場合
心不全に陥る

心房細動では心房の収縮が失われ,心室に送り込まれる血液量が減少する。
もともと心室の機能が低下している場合には,
心房細動によって心不全に陥ることがある

⑤心筋症

心筋固有の疾患
肥大型心筋症
■ある程度まで収縮性は保たれるが,拡張障害が起こる

拡張型心筋症
心収縮力低下によって心不全が起こる

アルコール,カテコラミン過剰,精神的ストレスなどによる心筋症心不全を引き起こす


⑥心筋炎

コクサッキーウイルスなどの感染によるものが多い

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