A 受傷機転とエネルギー
1 受傷機転
・受傷機転
◾️外傷を引き起こすメカニズムのこと
・高リスク受傷機転
■身体に高いエネルギーが作用したと推測される受傷機転
高リスク受傷機転
出典:へるす出版 改訂第10版 救急救命士標準テキスト全て覚えるのじゃよ(しかし,暗記の必要はないぞ。問題みたときに高リスク受傷機転がどうか判断つけばよいぞ)
2 エネルギー
力学的エネルギー
・運動エネルギー
■速度をもった物体が有するエネルギー
■物体の質量(m)と速度(v)の二乗に比例
■速度が同じであれば,質量の大きな物体ほど大きな運動エネルギーをもっている
■運動エネルギーは速度の二乗に比例するため,速度が2倍,3倍と増加するにつれ,運動エネルギーは4倍,9倍と増加
■速度をもった物体が有するエネルギー
■物体の質量(m)と速度(v)の二乗に比例
■速度が同じであれば,質量の大きな物体ほど大きな運動エネルギーをもっている
■運動エネルギーは速度の二乗に比例するため,速度が2倍,3倍と増加するにつれ,運動エネルギーは4倍,9倍と増加
・位置エネルギー
■基準面(通常は地面)からの高さに応じて物体に蓄積されるエネルギー
■速度として実感しにくいため「潜在的エネルギー」とも呼ばれる
■位置エネルギーは重力に逆らって移動した距離,高さ(h),重力加速度(g=9.8m/sec2)および質量(m)の積で表される
■運動エネルギーと位置エネルギーの和は一定
■基準面(通常は地面)からの高さに応じて物体に蓄積されるエネルギー
■速度として実感しにくいため「潜在的エネルギー」とも呼ばれる
■位置エネルギーは重力に逆らって移動した距離,高さ(h),重力加速度(g=9.8m/sec2)および質量(m)の積で表される
■運動エネルギーと位置エネルギーの和は一定
3 衝突と力学的仕事
・衝突前の物体のエネルギーが大きいほど生体の損傷が激しくなる
■外力の加わった身体の部位や方向,エネルギーの大きさを推定することもできる
■損傷臓器や損傷形態を類推することが可能
※一方,外傷傷病者の病態と受傷機転が整合しないことがある