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皮膚系疾患 P627

皮膚系疾患
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A 総論

1 救急医療における意義

・皮膚所見だけにとらわれず全身疾患の部分症状として認識しなければならない

・緊急性を要する疾患は多くはないが,決して油断してはならない

2 皮膚系疾患の主要症候

発疹・皮疹
■皮膚に現れる肉眼的変化手に触れて認められる病変
原発疹
皮膚に最初に現れるもの

続発疹
→原発疹から現れるもの

①代表的な原発疹時間経過とともに現れるもの

紅斑

紅色の斑状の皮疹で,真皮の細小血管が拡張し,充血したもの

ガラス板などで圧迫(硝子圧診)すれば紅色調は退色する

温熱刺激,感染症,膠原病,薬疹,アレルギー性疾患でみられることが多い


紫斑(出血班)

鮮紅色あるいは紫紅色の斑状の皮疹で,真皮または皮下組織内の出血

ガラス板などによる圧迫で色調は退色しない
点状出血
小さいもの(径5mm以下)

斑状出血あるいは溢血斑
■大きいもの(5cmまで)

血腫
さらに大きいもの


丘疹

皮膚表面から5mm以下の高さで限局性に円錐状,半球状あるいは扁平状に隆起した皮膚変化
麻疹,水痘などの急性ウイルス感染症や,いぼ,にきびなどでみられる

膨疹

・皮膚の限局性浮腫で,数時間以内に痕跡を残さずに消失する皮疹
・通常,痒みを伴う
虫刺症,蕁麻疹,薬疹などでみられる

水疱

・表皮内あるいは表皮下と真皮の間の空洞に水様性の液体が貯留して起こる皮膚の隆起
小水疱
■径が5mm 以下の場合

多房性小水疱
水痘帯状疱疹などでみられる

色素班(色素沈着)

・表皮の色の変化をいう
褐色,青色,黄色,黒色などへの色の変化をきたす場合を,
色素沈着と呼ぶ

・色素の量が多くなるにつれて黒色調を帯びる
・色素の位置が表皮から深くなるにつれて
淡褐色→褐色→青紫黒色という順に青紫色の色調が強くなる

②代表的な続発疹

表皮剥離

・搔破は外傷などにより生じた表皮の部分的欠損

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